ようは自己啓発に努めとけってこと。
- 作者: 門倉貴史
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2007/06
- メディア: 新書
- 購入: 2人 クリック: 22回
- この商品を含むブログ (33件) を見る
統計数字が多く出てきて、読み応えはあったが、
論理の流れはたどたどしく思えた。
結局、僕らのやれることは、自己啓発のみだが、
周囲の状況がどうなっているかを知るには良い本だと思った。
メモ
- 労働関連六法案(p.21)
- 労働基準法改正案
- 最低賃金法改正案(現行の最低賃金法の下では、汗水流して働いた労働者の収入よりも生活保護を受けている人の収入のほうが多くなってしまうケースがあるため、最低賃金の水準を引き上げる。また。最低賃金の水準を引き上げる。また、最低賃金を支払わない企業への罰則も強化する。)
- 労働契約法案(解雇や配置転換、労働条件をめぐって、企業と労働者の間での紛争が増えている現状をかんがみて、労使契約のルールを明確化しようというもの。「労働契約法」という新法を定める予定)
- パート労働法改正案(正社員並の仕事をしているパートタイマーに対しては、正社員と応答の待遇魅するよう企業に求める。ただし、これは企業の努力義務であって、強制でないことに注意)
- 雇用保険法改正案(2007年4月19日に衆院本会議で可決・成立した。失業率が低下していることにかんがみて、失業保険の料率を賃金の1.6%から1.2%に引き下げる。また暫定的<2007年4月から2010年3月までの期間>に育児休業給付の給付率が40%から50%に引き上げられる。)
- 雇用対策法改正案(ニートやフリーターとなっている若年の雇用を増やす。若年雇用を改善させるために教育訓練精度を充実させる。募集・採用時の年齢差別をなくして、中高年フリーターの雇用を増やす。また、外国人不法就労の防止なども目指す。)
- イノベーションが起こる際の激突(p.77)
旧勢力による抵抗が起こる。ワットに対するイメージが変わった。
ワット(旧勢力)VS.トレビシック(新勢力)
ホリエモンもこんな感じかしら?
ワットは自分の開発した蒸気機関が、トレビシックの開発した高圧蒸気期間に取って代わられることを恐れて、彼に対してさまざまな嫌がらせをしたのである。ワットのトレビシック潰しは徹底しており、用心棒にトレビシックを襲わせたほどだ。その結果、トレビシックは精神をやんでしまい、イギリスを出て南米に渡っていった。
しかし、ワットが新発明を拒んでも、新発明を必要とする時代の流れには逆らうことはできなかった。結局、ワットの蒸気機関は、トレビシックの開発した高圧蒸気機関に取って代わられることになる
労働基準法は絶対に知っとかないといけないね。
労働基準法では、1日8時間、週40時間の法定労働時間を超過して働いた分は時間外労働とみなされる。同法は、時間外労働に対して2割5部増しの賃金を支払うことを定めているので、時間外労働に対して企業から労働者に賃金が支払わなければ、違法行為として、使用者には6ヶ月以下の懲役、または30万円以下の罰金が科される。
- 囚人のジレンマをホワイトカラーに当てはめる(p.99)
最悪の事態を避けるために、二人ともサービス残業を選択し、実質的に誰も得をしない常態に陥る。あーあ。
BRICS = ブラジル、ロシア、インド、中国
VISTA = ベトナム、インドネシア、南アフリカ、トルコ、アルゼンチン