[reading]
- 作者: 塩野七生
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1992/11/30
- メディア: 文庫
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マキャベリは、含蓄のある言葉をたくさん残していて、なるほどなと思う言葉をいくつも発見できました。
チーム内での人間関係や生き方に悩んだときに読むと、気持ちが整理できそうです。
ちょっと、読書が自己啓発系に寄りすぎているので、今週は別系統の本を読んでみようと思います。
読書メモを書いてみて見返してみると、
外交担当者の任務の項目は、日々の仕事の報告書を作成する上でとても役立つアドバイスと思った。
毎日淡々とメモをとった上で、定期的に重要なことを別途記録、プロジェクト全体の情勢についてを考察する
これは、試してみようと思う。
読書メモ
- 「君主」語源であるプリンチペとは、第一人者、リーダー、指導者を指す場合にしばしば用いられる
- 「国家」を共同体や組織などに意訳して、読むこと
- 勝ち組に参加しようが、負け組に与しようが、人は、あやふやな態度で終始した者に対しては、容赦なく対してくる
- 敵に対する態度と味方に対する態度を、はっきりとわけて示す
- 戦闘がはじまってしまったら、決めた作戦どおりにことを運ぶ法が、安全である。戦闘中にしばしば命令が変わるようでは、配下の兵たちを混乱させるだけである。
- なにかを成し遂げたいと望むものは、それが大事業であればあるほど、自分の生きている時代と、自分がその中で働かねばならない状況を熟知し、それに合わせるようにしなければならない。
- 時代の流れとまわりの状況を考えてみよう。
- 人は、大局の判断を迫られた場合は誤りを犯しやすいが、個々のこととなると、意外と正確な判断をくだすものである。
- 大局的な事柄の判断を民衆に求める場合、総論を展開するのではなく、個々の身近な事柄に分解して説得すればよい。
- 外交担当者の任務
- 本省におくる報告書について
- 現在進行中の交渉なりその他のことについて
- 終結した交渉のその後なり、その関連について
- これらの事柄がどのように進展し、どのような結果を生むかについての推測
- 毎日の小さな出来事をノートしておき、そのうちから重要事項だけをチェックしたものを書き抜いて整理し、8日か10日ごとに本省に送る
- 二ヶ月に一度は、任地国の情勢全般についての報告も送る。
- 本省におくる報告書について
- ある人物を評価するに際して最も簡単で確実な方法は、その人物がどのような人々とつきあっているかを見ることである。
- 類は友を呼ぶ。