ローマ人の物語 (2) ― ローマは一日にして成らず(下) (新潮文庫)

ローマ人の物語 (2) ― ローマは一日にして成らず(下) (新潮文庫)

読んでて、とても楽しい本。


自由も博愛という価値観が絶対に正しいとは限らない。
そのような環境の中で育ってきたから、
これらの価値観を大切に思うが、
歴史を学ぶときには、このような価値観から離れた視点を持たなければならない。


たとえば、自由博愛が広まる以前の書物を読むとかは有効。

暗号解読(上) (新潮文庫)

暗号解読(上) (新潮文庫)

これも楽しかった。
暗号作成者と暗号解読者の戦いの歴史を分かりやすく紹介している。

  • アルゴリズム+鍵 ⇒ 暗号 = 平文→暗号 
  • 単アルファベット換字式 → 頻度分析
  • ヴィジュネル方陣 → パターン分析+頻度分析
  • ビール文書→鍵になる書籍がない。
    • 自分で作成する鍵最強?
  • ランダム鍵
    • 文書に含まれるであろう、単語から予測
    • ヴィジュネル方陣前提(広く見て、アルゴリズムは既知として、論旨が進む)
  • エニグマ暗号
  • 鍵を手に入れる手段を、頭を駆使するだけに限る必要はない。