失敗から学ぶ
- 作者: 渡辺仁
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2005/04/22
- メディア: 単行本
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起業というのは、一から会社を作るわけだから、甘いものではない。
開業資金、業界の常識を十分に準備しないと、脇が甘く、たちまち食い殺されてしまう。
成功事例ばかり並べている本が多い中、
具体的な失敗事例をいくつか挙げて紹介しているので、
失敗から学べるとてもよい本だと思った。
今回得た考え方
重要な契約は、口約束ではなくはっきりと書類にしてもらう。
FCに加盟する際には、シミュレーションを本部が行って、収益率をだしてくれるところもあるようだ。
だが、そのシミュレーションがあまりにもずさんなものが横行しており、
しかも口頭でそのシミュレーションの結果を伝えるらしい。
本部との力関係や、契約にいたる人間関係のため、
収益率などのお金の絡む事情を聞きにくいのは分かるが、
起業は、人生をかけた大博打なのだから、慎重には慎重を重ねていかねば。
契約書はきちんと読む。分からない契約はしない。契約書が読めないなら、専門家(弁護士?)に相談する。
FCは加盟店がぼられ、本部が大もうけ
加盟店は契約でがんじがらめ。改善しようにも、本部の意向に沿わない改善は行えないため、打つ手なし。
陳列方法を変えることもできず、
ヤンキーが集まるファーストフードもやめられず、
だめ
本部は、最初に大金をとって、あとは少しずつしぼりとる
「ここでやめたら、最初のお金はすべてパーですよ」みたいな。
ひどい